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東日本大震災で壊滅的な打撃を受けた陸前高田市の伝統行事「うごく七夕」に使ってもらおうと、熊本県内の有志が造った山車が14日、熊本市中央区二の丸の観光施設「城彩苑(じょうさいえん)」で披露され、華やかな飾りと祭りばやしが来場者を魅了した。
「うごく七夕」は陸前高田市で江戸時代から続く夏祭り。街を練り歩く呼び物の山車は12台あったが、多くが津波に流された。
山車の寄贈は「祭りくまもと 東日本応援隊」が計画。現地から送られた設計図を基に、熊本県玉名市の建築士、村田明彦さん(35)らが約3週間かけて木造の骨格(高さ約5メートル、奥行き約3メートル、幅約2メートル)を完成させた。制作費約500万円は募金などを充てた。
神事の後、長さ約5メートルの竹ひごにピンクや萌葱(もえぎ)の和紙をあしらった「御簾(みす)」約800本を山車に装飾。太鼓や笛の奏者ら11人が乗り込み、本番さながらの祭りばやしを披露した。
「祭りくまもと」の帆足秀樹代表(62)は「祭りを盛り上げ、被災地の復興に役立ちたい」と話した。
山車は熊本市中央区黒髪の同市男女共同参画センター・はあもにいで16日から5月末まで展示。その後、解体し、トラックで陸前高田市に運ぶ。
(熊本日日新聞社提供)
【写真=陸前高田市の「うごく七夕」用に造られた山車=熊本市(熊本日日新聞社提供)】
(2012/04/15)
2012年04月17日
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